逆子治療・産後ケア・赤ちゃんの治療に実績がある治療室です


逆子になる原因

色々な先生や色々な本などで言われている中で、1番多い回答は「原因不明」だという答えです。
そして、原因が不明である以上、逆子を予防する方法も治す方法も無いというのが多数です。
また、一部には

・ 狭骨盤(小柄な女性に多い、骨盤が小さい場合)
・ 前置胎盤(胎盤が出産に悪影響を与える場所にある場合)
・ 子宮筋腫(子宮に筋腫がある場合)
・ 多角子宮(子宮の形がハート型で、通常の子宮より小さい場合)
・ 羊水過多・羊水過少(羊水が多い場合、羊水が少ない場合)
・ 母親が冷え性もしくはお腹が冷えている場合
・ 胎児奇形・多胎児・胎児水腫
・ 母親の呼吸が浅い為に頭をみぞおち部分に定着させてしまう場合
・ 子宮周辺が緊張して固くなってしまって、回りたくても回れない場合
・ 臍帯が長い場合、短い場合
・ 赤ちゃんがあぐらをかいて正面を向いている場合

などが挙げられます。

【見解】
この多くは、西洋医学的な考えというか、西洋医学の先生達が言っている事であり医師が書いた本が多いからだと思います。
既にアメリカでは、逆子はお灸の効果があるという科学的データや結果も出ているにもかかわらず、日本では、お灸や鍼はなんの根拠も無い治療だからやっても無駄だという先生もちらほらいらっしゃるようです。

私の、逆子になる原因についての考察ですが、逆子の原因は多くありすぎるのだと思っています。
しかし、それでいて、こうだから逆子になる確率が高いという結果がないという事だと思います。
ひとつ例えてみますと、子宮筋腫も、ある本の中では逆子の原因だと言われています。
では、子宮筋腫を持った方が皆、逆子の赤ちゃんだったか?というと、そうでもないのです。
また、冷え性が逆子の原因とも言いますが、女性の大半は冷え性もしくは冷えを感じるという中で、逆子は結局5%の発生率ではないですか。

ひと昔前は、胃が痛くて原因が分からなかった症状を自律神経失調症と言っていました。
今ではピロリ菌の存在が発見され、今でいう花粉症を昔は春カゼと診断している状況の様に、逆子も研究が進んだら何か発見されるかもしれませんが、逆子というのはその手のものとは違って、腰痛や肩こりはなぜ起きるのか?の方に似ている様な・・・?
そう表現してみたら、重いものを持っても腰痛になるし、筋肉が疲労を起こしても腰痛になる、胃が悪くても腰は痛くなる、立っている時間が長くても・・・必要以上に寝すぎても・・・きりがありません。

そう考えていくと、骨と骨が圧迫されている椎間板が飛び出して神経に触れている、棘突起が折れて滑っているなど、腰痛の中でも椎間板ヘルニアや分離症、すべり症のようにレントゲンにより分かる様な逆子に対する原因は病院側の表現の様な事が挙げられると思います。しかし、これもあくまでも病気と逆子との関係のものがあるので、私は専門の医師ではありませんので、状態を書く事は避けたいと思います。

先程、私の考えとして表現した様に、逆子になる原因は限りなく数多く存在すると思います。
そして、その原因が必ずではないという事の中でお話させてもらいたいと思います。
しかし、それは東洋医学をもって治療をする者としては大きなヒントになり、また、得意とするところでもある、という結論へと導かれるものとなるのです。

大きな項目として分類すると、まず

a.過去の影響(若い頃にヘソを出した洋服を着ていた、厚底のブーツや踵の高いヒールを履いていた、よく手足・お尻が冷えていた、携帯電話・パソコン・電子レンジ・冷蔵庫等の電磁波を受けていた)

b.現在の影響(お腹が大きくなって呼吸が浅くなった、階段を上ったり洗濯物を手を上げて干したりしている、ストレスを多く抱えている(不安がある)、筋腫や骨盤の状態、胎盤に関係している)

c.未来へのメッセージ(帝王切開をする(お腹を切る)事に意味がある、ここでこの想いをする事に対しての赤ちゃんからの無言のメッセージがある、これからこんな子供になっていくというお知らせ、赤ちゃんの初めての親との会話を望む姿)

に、分けられます。また、他の項目別にすると

d.呼吸の仕方(口呼吸・鼻呼吸)(お腹が大きくなってくると、だんだんと呼吸が浅くなってくるものです。そうすると自然と口で呼吸する様になってきます。子宮は固くなってお腹も張りやすくなってきます)

e. 妊娠をきっかけに何か変わったか?(冷えが弱くなった・強くなった、持病が軽くなった・重くなった、病気や怪我をしてしまった)(妊娠をきっかけに何かお母さんが妊娠前に持病の様なものが改善されたかの様に、健康状態になる場合があります。一番多いものが頭痛です。これが不思議な事に妊娠してから出なくなる事があります)

f.「お世話になります」「ありがとうございました」「結果を連絡します」など、親になる人間としての当たり前の資質が備わっているか?(妊娠する事でまたひとつ大人になり、親になり、子供の見本になっていくものです。その段階で、未熟な親の場合や、人としてが問われている様な気がします)

などに分けられます。

細かく分けてしまうと、もっともっとそれぞれの項目に取り入れてお話しなければならない事がありますが、あくまでも大雑把に分類し、例えています。
『こんな事からこんな事まで?』と思う事があると思いますが、気になる原因、腰が痛くなる原因、逆子になる原因は果てしなく存在し、当てはまると思っています。